Avery Dennison Corporation (NYSE: AVY、所在地:アメリカ カリフォルニア州グレンデール、CEO: Mitch Butier、以下 Avery Dennison) と、サプライチェーンの透明性を提供するSUKUは、世界有数の家族経営の高級ワイナリーであるBoisset Collectionとの新たな協業を発表しました。Avery DennisonとSUKUのソリューションを組み合わせたNFC(Near-Field Communication)をワインラベルに取り付けることで、ワイン愛好家はラベルをスマートフォンでタップするだけで、限定コンテンツ、ストーリー、ビデオ、産地、テイスティングノート、そして醸造家のJean-Charles Boisset(JCB)からのパーソナライズ化されたメッセージなど、ワインに関する詳細情報を得ることができます。
この技術は、SUKU Omniのサプライチェーンの透明性を実現するソリューションと優れたIoTソリューションを提供するAvery Dennison Smartracの Circus NTAG 213を組み合わせたもので、カリフォルニア州ヨントヴィルで開催されたJCB Tasting SalonのVIPゲストを対象に発表されました。この選ばれたグループからのフィードバックを基に、2021年夏の発売に向けて計画が進められています。またこの技術は、Boisset Collectionで提供される多くのワインに徐々に導入される予定です。
JCBラベルは、JCB Passionのボトルに取り付けられ、「数十億ドル規模の被害」といわれるワインの偽造に対する強力な対策として活用されます。またNFCラベルを介して、醸造家であるJean-Charles Boissetの「one of a kind」マーケティングやパーソナルストーリーにアクセスすることができます。
QRやバーコードとは異なり、NFCタグは、ラベルに読み取りスペースを設ける必要がなく、またスキャンするための照準距離や明度条件も必要としません。現在、ほとんどの最新スマートフォンにはNFC技術が搭載されており、消費者はJCBブランドのラベルにデバイスを近づけるだけで、SUKUのデジタル台帳技術を介して、提供されている情報に即座にアクセスすることができます。
JCBコレクションの創設者であるJean-Charles Boissetは次のように説明しています。 「ワイン愛好家の皆様は、以前にもまして私達の世界を深く知りたいと思っています。 ワインがどのように作られているのか、素材はどこから来たのか、そしてワイン作りの背景にある個性、また当然のことながら、テイスティングやペアリングの提案に関する情報を求めています。 Avery DennisonとSUKUが実現したNFCタグは、一般的なラベルでは伝えきれないほどの新しいエネルギーとダイナミックなビジョンをワインに与えてくれます。今回はJCBコレクションにおけるデジタル化への第一歩として、JCBコレクターや愛好家の皆様に限定してご紹介しています。しかし、これは始まりに過ぎません。愛好家たちからのフィードバックを基に、今後より多くのお客様に新たな体験を提供することができるでしょう。」
Avery Dennison SmartracのHead of NFC BusinessであるAmir Khoshniyatiは、次のように述べています。「私たちは、JCBコレクションと協業し、Circus NFCタグを使ってJean-Charles Boissetの世界を表現できることに喜びを感じています。NFCは、現在のすべてのスマートフォンに標準搭載されており、非接触型が普及するポストコロナ時代に向けて需要が高まっていることから、これまで以上に活用されています。ワイン愛好家の皆さんには、JCBコレクションをより身近に感じていただき、創造性の壁を着実に越えていただくための絶好の機会です。」
SUKUのCEOであるYonathan Lapchikは次のように述べています。「SUKUは、Boisset Collectionをサポートできることを大変嬉しく思います。デジタル台帳技術によってサプライチェーンの透明性を実現する当社のソリューションによって、この有名なワイナリーがサステナビリティと透明性へのコミットメントを、ワイン愛好家の方々とより深く共有することができるのです。 JCBコレクションは、ワインの生産に関する比類のない透明性をお客様に提供する最初のワイナリーとして、業界の革新的なリーダーとしての地位を確立します。」