Avery Dennison(エイブリィ・デニソン) (NYSE: AVY、所在地:アメリカ カリフォルニア州グレンデール、以下 Avery Dennison)はCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)に先駆けて、コンサルティング会社のThe Future Laboratoryと提携し、新たなレポート「リジェネラティブな(再生型の)小売経済」をリリースしました。
このレポートは、国連気候変動枠組条約が業界全体の収益の20%に該当する小売業者に対し、2023年までにネットゼロに、そして2050年までに業界全体でのネットゼロの実現を課したタイミングにあわせて発表されました。
このレポートは専門家へのインタビューと消費者の洞察に基づいており、今後10年にわたる変革を推進するために必要となる新たな傾向と姿勢を紹介し、また同時に小売および消費財のビジネスを根本的に変える画期的なテクノロジーと、eコマースおよびオムニチャネルへのアプローチを強調しています。
Avery Dennison Smartrac(エイブリィ・デニソン・スマートラック)でGlobal Sustainability Managerを務めるTyler Chaffoは次のように述べています。「小売業界は、パンデミックからの回復を目指す最中、同時に気候変動の課題にも直面しています。そのため、大きな混乱が起こっています。 このレポートでは、小売業者がネットゼロおよびリジェネラティブな小売経済へ移行するために必要となる大胆なアクションを提示しています。リジェネラティブな小売経済では、小売業者、メーカー、サプライヤー、ブランド、消費者がそれぞれ、より持続可能な未来への集団的ニーズに対する責任と当事者意識を持つ必要があります」
無料で入手できるこのレポートでは 小売業の将来に関する以下3つの予測が含まれており、これらは各国の政府がネットゼロ炭素排出に移行するだけでなく、ビジネスと市民社会にも影響を及ぼすことを示しています。
● pro-planet (地球にやさしい) パッケージングの重要性を探求する
● 環境への影響をオープンかつ透明性を持って伝える
● 抜本的なコラボレーション
またレポートでは、すでにリジェネラティブなシステムに向けて動き始めている小売業者に向けて、リジェネラティブな小売経済の構築には技術投資が不可欠である、という点を強調しています。研究によると77 %のビジネスリーダーが持続可能性の目標を達成するために環境センサーとIoTが重要であると回答し、また5分の1以上がDX計画を3年分加速させたと主張しています。
Avery Dennison Label and PackagingでMarketing director paper & filmを務めるRob Groen in ‘T Woutは次のようにコメントしています。「素材とデジタルソリューションの組み合わせは、リジェネラティブな小売経済の構築に重要な役割を果たします。つまり使用するよりも早いサイクルで材料を回収・リサイクルし、eコマースの成長に伴って、包装、出荷、返品におけるよりグリーンなラストワンマイル・ソリューションを構築する事が必要です。サプライチェーンをデジタル化し、非効率性と無駄をよく理解することで、小売業者は循環型ビジネスモデルを実現することができます。それは地球を守る事だけでなく、自然をより良い場所にするため、積極的に貢献することを意味しています。
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