L’Oréalは、ドイツのDüsseldorfにオープンしたポップアップストアにおいて、スタンドアローンかつエンドツーエンドのチェックアウトソリューションであるpayfreeのGrab & Go(グラブアンドゴー)技術と、化粧品特有の要件に対応したAvery DennisonのRFIDタグを採用しました。
2022年11月21日 - payfreeは化粧品世界最大手であるL’OréalがDüsseldorfにオープンしたポップアップストアにおいて、シームレスなチェックアウトソリューションを提供しました。
L’Oréalでは、さまざまなフレグランスやメイクアップ製品を試したり、ショッピングを楽しめるよう、顧客をDüsseldorfのKönigsalleeにあるポップアップストアに招待しています。
顧客は商品を持ち、RFIDタグを自動的に読み取ることで商品をカウントする機器に通すことで、レジに並ぶことなく簡単に商品を購入することができます。payfreeは、同社のパートナーでありマテリアルサイエンスとデジタルIDソリューション分野のリーダーであるAvery Dennisonと共に、化粧品業界では初となるGrab & Go型のレジを実装しました。
この実装にあたり、Avery Dennisonは化粧品業界特有の要件に対応したRFIDラベルを開発しました。ドイツで最も人気の高い買い物スポットに位置するL’Oréalストアは、2022年11 月27日まで営業しています。
payfreeはすでにアパレル分野やドイツのサッカークラブであるEintracht Frankfurtといった小売分野において、Grab&Go型セルフレジの導入に成功しています。一方、化粧品は液体やホイル包装といった金属表面を有する商品の特性上、RFID通信中の信号伝達を阻害するためにタグの取り付けが難しく、アパレルに比べ導入が遅れていました。
しかしラベルの開発・製造に専門知識を有するAvery Dennisonは、beauty-ready RFIDタグの開発によってこれらの課題を克服。大量生産が可能な価格でオンメタルタグを提供しています。L’Oréalのポップアップストアで採用された技術は、化粧品分野に留まらず、食品やコンビニの分野でもシームレスなチェックアウトを実現します。
Avery DennisonでDirector of Market Development, Apparel, Beauty & Food Intelligent Labels EMEA, Australia, and Indiaを務めるUwe Hennigは次のように述べています。「化粧品業界は大きな変化に直面しています。オンラインやSNS上で商品を見つけ、オンラインで購入するものの、簡単に別のブランドに乗り換えてしまう消費者が増えています。当社のRFID技術とpayfreeのRFIDベースのシームレスなチェックアウトのノウハウを組み合わせることで、ブランドは顧客を満足させ、またブランドロイヤリティを構築するためのユニークなソリューションを提供することができます」
L'Oréal Luxeのブランドディレクター、Jonas Lischewskiは次のように述べています。 「このポップアップショップは、没入型のブランド体験です。私たちの目標は、数々の美容とショッピングというサービスの提供を通して、お客様を楽しませることです。私たちは、お客様に豊かで思い出に残るショッピング体験をしていただきたいのです。今回のチェックアウトソリューションは場所をとらず、また私たちのストアコンセプトにもマッチしました」
payfreeが提供するチェックアウトは、プレミアムブランドの要件を満たすシームレスなショッピング体験を実現するように設計されました。質の高い顧客体験と店舗内のサービスレベルに見合うショッピング体験は、自動の商品スキャンやタッチ決済といったレジの革新的なアプローチによってより豊かになります。
チェックアウト時の面倒を減らすことで、payfreeは迅速で便利なショッピング体験をデザインしました。お客様は商品を入れた買い物かごを出口にあるU字型のスキャナーに通すだけです。すべての商品にはRFIDタグが取り付けられているため、payfree Bag Fast Trackがショッピングバッグの中にある商品を自動的に識別します。その後、お客様はカードやデジタルウォレットを使用し、非接触で支払いを行うことができます。