成分開示に対する消費者の要望に応えた今回の取り組みでは、Bastilleでベストセラーとなった「Pleine Lune」と新作の「Paradis Nuit」を含む2種類のフレグランスに、RFIDタグとシリアル化されたQRコードが付与されます。これにより、スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスでQRコードをスキャンするだけで、原料の原産地、瓶詰めをした日、香りの価値や組成、サステナビリティの詳細などの情報にアクセス可能なデジタル体験を実現しました。
対象の製品はRFIDとQRコードで共通する固有のデジタルIDを付与されるため、消費者が得られる体験も製品ごとにユニークなものとなります。同時にBastilleは顧客とのインタラクションやエンゲージメントに関するインサイトを得ることができ、顧客理解やトレンドの把握に役立てることができます。この新しいコミュニケーションチャネルにより、Bastilleは顧客とのより強い結びつきを築き、充実したCRM体験の実現を通して、顧客のロイヤルティを強化することができます。
今回の取り組みは、Avery Dennisonの統合されたテクノロジーソリューションと、ブランドにおけるモノのデジタル化支援とカスタマーエクスペリエンスに強みを持つグローバルデザインスタジオのSharpEndによって実現されました。また製造パートナーであるSOCOS SERVICESも参画しています。
BastilleのCEOであるSophie Maisantは、次のように述べています。「最高レベルの透明性を実現することは私たちのDNAです。またそれはお客様との長年の信頼関係にとっても不可欠なものです。私たちはこの新しい取り組みを通して、すでに開示されている原材料に関する情報に加え、調達元、産地、製造日を含む原材料情報を知りたいというお客様の要望が私たちに届いている事をお伝えします」
Avery Dennison SmartracでSenior Director Market Development EMEA & NEMを務めるUwe Hennigは、次のように述べています。「変化し続ける昨今の小売業界において、化粧品・フレグランスブランドが競争力を維持するためには、サプライチェーン全体と通した透明性の確保と、ユニークな顧客体験を通じて差別化を図る必要があります。私たちは、Bastille社とのパートナーシップを通じて、化粧品とフレグランス業界に特化したユニークかつエンドツーエンドのソリューションを構築できたことを誇りに思います」
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