数十億点に及ぶ製品の管理をコネクテッドプロダクトクラウド全体で支援
Avery Dennison Corporation (NYSE:AVY、 所在地:オハイオ州メンター、 エイブリィ・デニソン、 以下 Avery Dennison)は、企業のサプライチェーン改革を支援するコネクテッドプロダクトクラウド atma.io の最新アップデートを発表しました。現在同プラットフォームには、アパレル、小売、食品、ヘルスケア企業の280億点以上の製品が登録されています。
この度発表された新機能には、アラート対応を自動化するChatGPTとの統合といったAI関連のアップデートが含まれています。atma.ioにジェネレーティブAIが組み込まれたことにより、プライバシーとデータ保護のコンプライアンスを確保したまま、サプライチェーン内におけるパートナー間との効率的なコミュニケーションとより良いコラボレーションが可能になりました。
Avery DennisonでDigital SolutionsのVice Presidentを務めるMax Winogradは以下のように述べています。「繰り返すことが多い作業の工数を減らし、同時に効率を高めるためにChatGPTを含むAIテクノロジーを活用します。調達やサプライチェーンの担当者は、メールで情報を追いかけ、また繰り返される問い合わせやフォローアップといった対応に、多くの時間を費やしています。ジェネレーティブAIを活用することで、サプライチェーンにおけるパートナー間の人間的かつ信頼できるつながりを維持したまま、工数を大幅に削減することができます」
今回の新機能は、ジェネレーティブAIを活用したatma.ioの最初の機能ですが、atma.ioの開発チームは、atma.io上で管理されている大規模なデータセットにおける自然言語クエリや、消費者向けの体験コンテンツの作成、インテリジェントかつパーソナルな通知など、多くの追加機能の開発に取り組んでいます。これらの追加機能は、atma.ioのお客様がジェネレーティブAIの継続的な進歩の恩恵を受けられるよう、1年を通して徐々に実装される予定です。
またデジタルプロダクトパスポート(以下、DPP)を念頭にして開発されたatma.ioの新しいDPP Essentials moduleは、2026年から施行される電池、電子部品、電気機器などのEUの計画への準備として役立ちます。この機能では、同法律で義務付けられると考えられている原材料、製品証明書、カーボンフットプリントといった主要データを取得・管理することができます。またDPP Essentialsのテンプレートを活用することで、企業は選択したデータを消費者と直接共有し、環境認証に関するストーリーテリングや、修理、再利用、リサイクルといった製品を長持ちさせるためのヒントを提供することができます。CIRPASSコンソーシアムのアソシエイトパートナーとして、EUに対し助言を行っているAvery Dennisonは、このプラットフォームを開発し、お客様に必要に応じたアドバイスを行うための直接的なインサイトを有しています。
Max Winogradはこう加えます。「昨年1年間で、atma.ioには新たに60億の製品が登録されました。またSAP、Wiliot、Hederaといった組織との重要なパートナーシップを通してグローバル企業のサプライチェーンの効率性と持続可能性における改革の支援が可能になりました。atma.ioは組織にこれまでにないレベルで製品の原産地、調達先、再利用に関する可視性を提供するよう、当初から設計されています。新たに追加されたDPP Essentials moduleは、既存機能の拡張であり、来たるべき法規制に備えるために必要なテンプレートを提供するためのものです」