Wiliotの戦略的投資家であり、デジタルIDソリューションを開発・提供するAvery Dennisonは、自社で提供するコネクテッドプロダクトプラットフォーム atma.ioとの統合とWiliotタグの開発・設計・製造を通じてIoT分野における取り組みを強化し、インテリジェントでより多くのモノとつながるIoTの実現に貢献
RFIDおよびデジタルIDソリューションの世界最大のプロバイダーであるAvery Dennison(エイブリィ・デニソン、NYSE: AVY、所在地:アメリカ オハイオ州メンター、以下 Avery Dennison )と、IoT分野におけるパイオニアであるWiliot (所在地:カリフォルニア州サンディエゴ、以下 Wiliot )は、IoTを次のレベルにスケールさせ、また人々と地球に恩恵をもたらす新しい時代のIoTを創出するための戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。
Avery Dennisonは、その研究開発能力と規模を活用し、第2世代のWiliotタグを設計・製造します。これはBluetoothを搭載した切手サイズのコンピューターをあらゆる製品や包装に取り付けてインテリジェント性と接続性を付与することで、より俊敏で収益性が高く、そしてサステナブルなサプライチェーンを構築するものです。
さらにAvery Dennisonは、Wiliotのセンシングサービス(SaaS)を同社のatma.ioコネクテッドプロダクトクラウドに統合し、タグで得られた情報をatma.ioに追加できるようにします。両社は、スマートフォンやパソコン、家庭用品だけでなく、食品や化粧品、物流上の荷物など、ほぼ全てのものがインターネットにつながるIoTのビジョンを共有しています。最終的に、廃棄物をなくし、これまでにない透明性と消費者とのつながりを提供するという大きな目標を抱いています。
このパートナーシップにより、Wiliotタグの製造能力を大幅に拡大し、またAvery Dennisonの市場開発、イノベーション、ROIの専門知識を活用して価値を高めることで、世界最大の小売、食品・飲料、化粧品ブランドや物流サービスといった大型プロジェクトへの提供を可能にします。
Avery Dennison SmartracでVice President兼General Managerを務めるFrancisco Meloは、次のように述べています。「Wiliotが提供するBluetooth技術は、既存のインフラをつなぐ機能を提供し、IoTの成長をさらに加速させます。それを活用し、センシング機能やセキュリティ機能を標準的に導入することで、当社のポートフォリオは拡大し、当社の顧客やパートナーに多くの新しい可能性を提供することができます」
WiliotのCEOであるTal Tamirは次のように述べています。「Avery Dennisonは、当社のタグを製造するための専門知識と効率性に加え、IoTを大規模にスケールさせることのできる世界で唯一のパートナーです。彼らのパートナーシップと市場開拓におけるリーダーシップは、当社と当社の技術の信頼性を裏打ちするものです。今日、世界最大かつ最も効率的なRFIDタグメーカーの支援を受けたことで、当社の技術を大々的に推進し、また次世代のIoTの実現に向けた当社のビジョンを拡大する準備が整ったと考えています」