Avery Dennison、スーパーマーケット業界におけるRFID導入を拡大

米Kroger社がRFIDを導入。在庫精度の向上を通して、鮮度保持、廃棄削減、労働時間の最適化を狙う

Avery Dennison (NYSE：AVY、 所在地：オハイオ州メンター、 エイブリィ・デニソン、 以下 Avery Dennison) は、The Kroger Co.と提携し、RFIDを活用した在庫自動化テクノロジーを通じて、同社の従業員と顧客により良い体験を提供していくと、このほど発表しました。

この提携により、商品を個品レベルかつデジタルに識別することが可能になります。そのため、頻度高く、より正確な在庫情報を入手できるようになり、対象となる商品の鮮度を最大限に保つだけでなく、廃棄を削減し、ひいては従業員の働き方を改善することが可能になります。

この戦略的提携は、ベーカリー部門から開始されます。各商品にRFIDが内蔵されたラベルを貼付することで、在庫管理の自動化と貴重なデータを提供します。また鮮度の最適化に大きな効果を発揮します。すべての生鮮食品でよりシームレスな顧客および従業員体験を実現する長期的なプランにおいて、この取り組みは最初のステップとなります。

Jordan Poff - Vice president of retail operations, Krogerのコメント
「Krogerのお客様と従業員は、当社のすべての活動の中心です。Avery Dennison社との提携により、在庫の可視性が向上し、お客様が望んだ商品を必要な時に店頭に用意することができます。また、従業員がお客様とより多くの時間を過ごせるようにもなります」

Julie Vargas - Vice president and general manager of identification solutions affirms, Avery Dennisonのコメント
「Avery Dennisonは、過去数十年にわたり小売企業やサプライチェーンの業務におけるデータの正確性と効率性を向上させるため、物理的な製品とデジタルIDを結びつける原動力となってきました。今回の提携を通じて、当社は、従業員の作業時間の最適化、過剰生産による無駄の削減、そして最終的には『独自で価値のある顧客体験を提供する』というKrogerの取り組みに貢献していきます」